ニューラル回帰予測プログラムは、ニューラルネット(入力層・中間層・出力層)による回帰予測をするときに使用します。
データには、学習用のデータと、予測用データが必要です。
アドイン接続後、メニューから「ニューラル単一予測」をクリックすると、次のように設定画面が表示されます。
学習パターン範囲:
サンプルデータの青色の部分をマウスでドラッグして、範囲選択をします。
データの先頭行にラベルを含める必要があります。
データ行列は最大400行×40列です。
処理の種類:
「学習のみ」か「学習と予測」か、いずれかをクリックして選択します。
デフォルトでは「学習と予測」が選択されています。
データの種類:
データが0・1の2値か、実数か、該当するものをマウスでクリックして選択します。
予測データ範囲:
「学習と予測」を選択した場合にのみ、範囲選択をできるようになります。
サンプルデータのオレンジ色部分を、ドラッグして範囲選択をします。
データの先頭行にラベルを含める必要があります。
データ行列は最大400行×40列です。
中間ニューロン数:
0~80の値を入力します。
出力変数Y:
0~4の値を入力します。
ゲイン値:
1.0から4.0の範囲内で入力します。
学習率:
0から100の範囲内で入力します。
収束誤差:
0から0.2の範囲内で入力します。
打切り回数:
1000000までの値を入力します。
中間出力:
中間出力を行う場合は、チェックを入れます。
チェックを入れると出力先を選択できるようになります。
出力を開始したいセル1か所をマウスでクリックして選択します。
なお予測値の出力は、予測データがある列(F列)使用するので、このサンプルデータでは、G列以降を指定するか、データの無い23行目以降などを指定します。
設定が済んだら、「開始」ボタンをクリックします。
「中止」ボタンをクリックすると、操作を中止します。
分析用データ(サンプルデータ)は実数なので、「データの種類」では、「実数」を選択しています。
ここからは参考のためになりますが、下図G列に、線形回帰分析(重回帰分析)の推定値を示しています。
サンプルデータBの学習データについて、Excelのデータ分析ツール「回帰分析」により求めた出力結果は、下図のようになっています。
この処理のポイントは、誤差逆伝播法を使用し、伝播量の計算にシグモイド関数を使用していることです。
ウェイトの初期設定には乱数を使用します。
学習の完了は、2乗誤差が収束誤差より小さいときです。
学習完了後、完了時のウェイトを用いて、予測データについての予測計算を行います。
データの種類が2値の場合は、計算値が「0.5」より大きい場合は、予測値=1を、小さいときは=0を出力します。
●処理アルゴリズムは以下の通りです●
サンプルデータ・A(2値)の場合、結果と詳細は次の通りです。
2乗誤差は、収束状況をモニターするために100回毎に表示し、収束したとき最終計算しています。
(参考)次のWebサイトに、誤差逆伝播法の解説があります。
http://griffon.cs.ehime-u.ac.jp/column/neural/chapter6.html
動作環境 |
日本語版Windows用 日本語版Microsoft Excel2003以降(推奨)が快適に動作するパソコン。 |
アドイン接続方法・ ソフトウェア使用許諾 |
※Excel2016・2019も右側の「Excel2007・2010・2013用」をお選びください |
マクロが実行できないときにご確認ください |
https://faq.mypage.otsuka-shokai.co.jp/app/answers/detail/a_id/314030
当商品のような、インターネットからダウンロードしたExcelのファイルについて、マクロが実行できない仕様になっているようです。 マクロを有効化する方法が記されています。お試しください。 |
※カスタマイズは対応不可となりました(2019年1月)