最適手法予測プログラムは、直線予測・グレイ法予測・最近隣法の3種類の方法で予測し、過去のデータの推移を基に、最も適した手法で予測するときに使用します。
なお最近隣法・グレイ法については、単体でプログラムを販売しております。
最近隣法単独の予測プログラム: 303 最近隣法予測プログラム
グレイ法予測単独の予測プログラム: 302 グレイ法予測プログラム
アドイン接続後、メニューから「最適手法予測」をクリックすると、次のように設定画面が表示されます。
データの範囲:
予測対象となる基データについてマウスでドラッグして、範囲選択をします。
上のサンプルデータでは、青色に塗られた部分を範囲選択します。
もちろん1列のみでも処理が可能です。
なおデータの個数は最大500個です(拡張版として最大5,000個のバージョンもあります)。項目列数に制限はありません。
複数の項目について同時に予測値を求めたい場合、データ個数は不揃いでも処理が可能になっています。
予測数:
予測を出力させたい個数を半角数字で指定します。指定できるのは1個先・2個先・3個先・4個先のいずれかのみです。
出力開始位置は、最後のデータの次のセルから、自動的に赤色で表示されます。
先頭のラベル:
範囲選択をした基データの先頭にデータラベルを含めて範囲選択をした場合は、「あり」をマウスでクリックして選択します。
グラフ出力:
予測値と同時にグラフを出力させたい場合は、「あり」をマウスでクリックして選択します。
選択手法出力:
予測値を求めるのに利用した予測手法は何かを、予測値と同時に出力する場合は、「あり」をマウスでクリックして選択します。
予測手法は次の要領で出力されます。
new : 最近隣法
opt : 直線予測
gray : グレイ法予測
設定が済んだら、「開始」ボタンをクリックします。
基データとして範囲選択をした次の位置から、赤色で予測値を出力します。
「中止」ボタンをクリックすると、操作を中止します。
まずは基データから直近の1つを取り除いたデータを基に、複数の予測手法を使って予測値を求めます。
その結果と直近のデータを比較し、誤差が最も少ない予測手法を使って、将来の予測を行います。
このような考え方を基に本プログラムでは、次のように処理しています。
直近のデータを1つ取り除いたデータを基に、本プログラムではグレイ法予測・直線予測・最近隣法の3つの予測手法を使って、それぞれの予測値を求めます。
ここで予測値を求めた後、小数点以下の数値の桁を揃える処理を行います。読込んだデータの小数点の位置を抽出し、その桁数に合わせています。
小数点の桁を揃えた後、これらの予測手法の中で、最も直近のデータに近い値を示す予測手法を1つ選択し、将来の予測値を求めます。
なお予測手法の選択は、
グレイ法予測 < 直線予測 < 最近隣法予測
この順に高くなります。
つまり小数点の位置を揃えた結果、直線予測と最近隣法による予測値が同じだった場合は、最近隣法が優先して採用されます。
将来の予測値は、直近のデータの次の行から自動的に赤字で表示されます。
参考書籍:
「データマイニング実践集」(共立出版・刊) 上田太一郎・著
「Excelで学ぶ時系列分析と予測」(オーム社・刊) 上田太一郎・監修
など
「7日間集中講義!Excel統計学入門」(オーム社・刊) 米谷学・著
動作環境 |
日本語版Windows用 日本語版Microsoft Excel2003以降(推奨)が快適に動作するパソコン。 |
アドイン接続方法・ ソフトウェア使用許諾 |
※Excel2016・2019も右側の「Excel2007・2010・2013用」をお選びください |
マクロが実行できないときにご確認ください |
https://faq.mypage.otsuka-shokai.co.jp/app/answers/detail/a_id/314030
当商品のような、インターネットからダウンロードしたExcelのファイルについて、マクロが実行できない仕様になっているようです。 マクロを有効化する方法が記されています。お試しください。 |
※カスタマイズは対応不可となりました(2019年1月)