Excelの回帰分析ツールの制限は、説明変数16列までですが、このプログラムでは、最大200列×2,000行までの重回帰分析を実行できるようにしています。
重回帰分析なので、目的変数は1列のみです。
なお複数(200列以内)の目的変数を同時に実行したい場合は、「612複数拡張回帰分析プログラム」をご利用いただけます。
説明変数がカテゴリデータ(数量化理論I類データ)のときにも、カテゴリーデータ部分をダミー変数に加工することで使用できます。
アドイン接続を終え、メニューの「拡張回帰分析」をクリックすると、次のように、設定画面が表示されます。
説明変数Xデータ:
重回帰分析の説明変数データ列をマウスでドラッグして範囲選択をします。
なお、データのサイズは200列×2,000行までです。
データの方向:
説明変数のデータ方向を指定します。
↓:行方向 →:列方向
先頭の行又は列のラベル:
データラベルを含めて範囲選択をした場合は、「ある」をクリックして選択します。
出力結果にも変数名(データラベル)が反映されるので、一般にはデータラベルを分析用基データに含み、データラベルを含めて範囲選択をすることをお勧めします。
範囲選択にデータラベルを含めなかった場合、出力結果の変数名は、「X1」・「X2」・「X3」…のように反映されます。
目的変数Yデータ:
目的変数(外的基準)となる列1列を、マウスでドラッグして範囲指定します。
データの方向:
目的変数のデータ方向を指定します。
↓:行方向 →:列方向
先頭の行又は列のラベル:
データラベルを含めて範囲選択をした場合は、「ある」をクリックして選択します。
定数0:
切片(定数・定数項)を強制的に0となるよう、回帰分析を実行する場合は、「使用する」の部分をマウスでクリックして指定します。
事例によって使い分けるのが一般的です。
有意水準:
任意の有意水準を設定することができます。
数字で手入力してください。
初期値は0.05(5%)となっています。
出力先:
出力を開始したいセルを1か所マウスでクリックして選択します。
設定が済んだら、「開始」ボタンをクリックします。
「中止」ボタンをクリックすると、操作を中止します。
カテゴリーデータも分析が可能です。
その際各カテゴリーのうち1列ずつ取り除いてから回帰分析を実行します。
例: 「色」カテゴリーで、「赤・黄・青」の3アイテムが有る場合、すべてについてダミー変数に置き換え、この3アイテムのうち1アイテムを取り除いてから回帰分析を実行します。
参考書籍:
「Excelで学ぶ回帰分析入門」(オーム社・刊 米谷共著)
「Excelでかんたんデータ分析」(オーム社・刊 米谷・編集協力)
「実践ワークショップ Excel徹底活用 多変量解析」(秀和システム・刊 米谷共著)
「7日間集中講義!Excel統計学入門」(オーム社・刊 米谷学・著)
ほか
なお本プログラムの解法手順は次の通りです。
このように本プログラムは、ExcelのLINEST関数や分析ツールの「回帰分析」を組み込んでおらず、プログラムの内部のみで計算しています。
また出力結果については極力Excelの回帰分析実行結果の出力に合わせているため、正式な用語を使用していない部分があります。
正しくは、以下の用語に読み替えてください。
重決定R2 → 決定係数、寄与率
補正R2 → 自由度調整済決定係数
有意F → P値(F検定のP値)
※ なお残差出力等はありませんので、手作業で計算してください。6,6666f
動作環境 |
日本語版Windows用 日本語版Microsoft Excel2003以降(推奨)が快適に動作するパソコン。 |
アドイン接続方法・ ソフトウェア使用許諾 |
※Excel2016・2019も右側の「Excel2007・2010・2013用」をお選びください |
マクロが実行できないときにご確認ください |
https://faq.mypage.otsuka-shokai.co.jp/app/answers/detail/a_id/314030
当商品のような、インターネットからダウンロードしたExcelのファイルについて、マクロが実行できない仕様になっているようです。 マクロを有効化する方法が記されています。お試しください。 |
※カスタマイズは対応不可となりました(2019年1月)