ニューラル為替予測プログラムは、過去の日別の為替レートを基に、ニューラルネットによる予測を行います。
インターネットなどから取得した為替データを、日付の列をA列に、レートの列をB列に日付順に並べて、翌日の為替レートを予測します。
メニューの「ニューラル為替予測」をクリックする前に、本プログラムでは予め、次のようなデータが必要です。
サンプルデータは、ツールと同梱しております。
「設定」シートと「為替推移」シートという名前をつけた2枚のワークシートを準備します。
「設定」・「為替推移」シートは次のように設定します。
設定シート:
「相場開始行」・「相場最終行」は、「為替推移」シートのExcelの行数と対応させます。
(ここでは、「為替推移」シートの29行目~52行目の24行を予測に反映させます。)
データがもっと長い場合は、データの長さに合わせて、変更します。
為替推移シート:
次のようにA列には日付、B列には相場を配置します。これと異なるデータ型式では、正しくデータを認識しない場合があります。
このプログラムでは、データの最終から2日先の相場を予測します。
ここでは2009年1月30日・31日の予測を行います。
このようにデータの準備ができたら、アドイン接続した直後にメニューバーに追加された「ニューラル為替予測」メニューをクリックします。
まずは、上側「為替の推移グラフの作成変更」をクリックして選択し、「開始」をクリックします。
「為替推移」シートに、折れ線グラフが追加されます。
「為替推移」のシートでもう一度メニューバー「ニューラル為替予測」をクリックしたら、「翌日為替のニューラル予測」をクリックして選択し、「開始」をクリックします。
「為替の動き選択」画面が表示されるので、動向を1つ指定し、「はい」をクリックすると、シミュレーションを開始します。
「いいえ」をクリックすると、そのまま終了します。
ここでは、「昨日今日と同様に円高」を選択しています。
シミュレーション途中は、次のように「実施状況」が自動的に画面に表示されます。
予測結果は、次のようになります。予測は赤い字で追加されます。
予測値の2日間については、赤い線で出力されます。
また、出力されるグラフは、Excelのグラフ・ウィザードで作成されるグラフと同じなので、横軸など、任意に表示の変更をすることができます。
「2日間連続円高の場合」の「円高止まり横ばい」を選択した場合:
このプログラムのポイントは、誤差逆伝播法を使用し、伝播量の計算にシグモイド関数を使用していることです。
ウェイトの初期設定には乱数を使用します。
予測の完了は、2乗誤差の総和が収束誤差より小さくなったときです。
収束しないときは、設定繰返回数を超えたときに終了します。
為替レートの推移グラフは、24日分と予測する2日分の計26日分を表示します。
動作環境 |
日本語版Windows用 日本語版Microsoft Excel2003以降(推奨)が快適に動作するパソコン。 |
アドイン接続方法・ ソフトウェア使用許諾 |
※Excel2016・2019も右側の「Excel2007・2010・2013用」をお選びください |
マクロが実行できないときにご確認ください |
https://faq.mypage.otsuka-shokai.co.jp/app/answers/detail/a_id/314030
当商品のような、インターネットからダウンロードしたExcelのファイルについて、マクロが実行できない仕様になっているようです。 マクロを有効化する方法が記されています。お試しください。 |
※カスタマイズは対応不可となりました(2019年1月)